「今は　もう秋　・・・　誰もいない海♪」　　・・・　思わず口ずさんでしまいました〜！　　

　トワ・エ・モアの　『誰もいない海』。　70年代の　懐かしい歌ですね。

 

　しかし・・・ここ　千葉県・外房☆『九十九里浜』には　人影が有りました。　ただ　この時期　「誰も泳いでない海」でしたが・・・。

　1年中　サーファーが訪れる所なのです。

　晴天で残暑の残る〜その日には　少し強い風が自然の冷房になって　心地よく感じられました。

 

　風によって描かれた　砂浜の美しい”風紋”は　刻々と形を変えていきます。　

 

　「九十九里浜」は・・・　太平洋に面した全長66キロにも渡る海岸で〜　長さは　遠州灘に次いで日本で2番目です。

とにかく　長〜い！！　・・・　視界が邪魔されず〜　見渡す限りの広い海と砂浜を一望でき　開放感に満ち溢れています♪　

 

　今回　都心から車で1時間程の☆『東金』で行われた　他のグループのテニス合宿にお邪魔して・・・

　ホテルからちょっと足を延ばして〜美味しいランチを食べに　『九十九里浜』までやってきました。

　（採れたての新鮮な魚介類を使った料理の中でも　特に　イワシ丼と焼き蛤で有名です。）

 

　潮が引いた波打ち際で　貝殻を拾っていると〜〜　友人が　「これ　知ってるかな？」と　不思議な物を手渡してくれました。直径7センチ程の大きさです。

　

 

　ご存知の方もいらっしゃることでしょうが・・・　私は初めて見る物体でした〜。　「何コレ？」

 

　ひっくりかえすと〜　裏にも　花模様。・・・　表が　桜だとすると〜　裏は　テッセン風でしょうか？

　　

ちょっと中央が膨らんでいて〜　甘食パン風。

　　　　　　　　　　　　　

　「”タコノマクラ”だよ。」

　”蛸枕”・・・その滑稽な名前も怪しい。　半信半疑でした。

　見渡すと〜　他にも有りました！♪

　

　灰色や薄小豆色と　微妙に色が違いますが〜　奇麗な模様は　同じで・・・濡れている方が　はっきり見えます。

　

　どうやら〜貝ではなく　ウニやヒトデの仲間で　タコノマクラ属。

　実際に　蛸が枕にしているわけではなく〜　枕にしそうな形だったからとか？・・・遊び心がありますね。生きている時は　表面は短い棘で覆われているそうで〜　流れてきた物は　死んで骨格だけになったもの。

　　

　それにしても・・・　自然が生み出した　美しい造形美に　魅了されてしまいました〜。それからは　貝殻はそっちのけで　タコノマクラ探しに　皆　真剣になってしまいました。直ぐ欠けそうで　大事に持って帰りました。　

　ニスでコーティングして　ブローチにでもならないかな〜？