ちょっと間が空きましたが　広州博物館のその３です。

　今回、中国ここで初めて見た粘土細工の家を中心に紹介します。なぜ民家の模型が王様等の墓に一緒に葬られたのか？興味は尽きません。

 

展示ケースに12個の家の模型が陳列されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

　日本でも曲尺と書きカネジャクと読みますが、L字型の家屋です。正面に玄関と脇に部屋があります。バックヤードには、牛小屋があり、囲いは低いとのことです。ドアには"倩封（Qing Feng）の墓"と彫られているそうです。

 

 

玄関に2人いますが、何か宗教儀式を執り行っているようにも見えます（ちょっと不気味）。

 

 

 

 

 

 

 

　上の写真のような小さい民家を連れて行くのはなんともはや不思議です。　しかし、細かく見ると入口の「門神」模様、門番、儀式を執り行う人達などが玄関にいるものがあり、墓の主を守るおまじないだったような気もしてきました。いずれ調べてみたいと思います。

 

 

　博物館の入り口に展示されていました。越秀公園五羊山に建つ石像の原型だそうです。広州の神話で羊に乗った5人の妖精が5つの稲穂を持って現れ　広州人に永遠の豊作を授けたそうです。羊は天に消え、石の羊となって広州に戻ったとのことです。故に今でも広州のことを「羊城」あるいは「穂城」と呼ぶそうです（注；城とは都市の意味です。）

 

 

 

 

「激情盛会、和諧亜洲」（広州アジア大会のマスコット、楽羊羊）；2008年購入

　今年11月12日から広州でアジア大会が開催されます。そのマスコットに五羊を使っています。左から阿如、阿祥、楽羊羊、阿和、阿意です。名前を並べて読むと、「祥和如意楽羊羊＝吉祥如意楽洋洋」“幸福で幸先がよい”の意味だそうです。他にも携帯ストラップやキーホルダーなどいろいろなお土産が売られています。