平成25年9月1日〜平成25年9月7日


1. イギリス・庭園と博物館めぐりの旅

その2 　コッツウォルズの庭園

ｂｙ　関　秋　生　君

3日目の朝は、しばらくサイレンセスターの街を散策。 　昼前に、前日クローズで見ることのできなかったケルムスコット・マナーKelmscott Manorに向かいました。 　ケルムスコット・マナー 　これが、ケルムスコット・マナーです。 　入場料は一人9ポンドです。 　ここは、作家、詩人、デザイナー、職人、環境保護論者、社会主義者と多様な顔を持つモリスWilliam Morris（1834-1896）が1871年から借りていた別荘です。 　邸内の公開は12時半からというので、まずはレストランで軽い食事をしました。 　 　残念ながら、邸内は撮影禁止なので、パンフレットの写真を転載します。 　中はご覧のように、当時の生活が再現されており、またモリスが集めたコレクションや、自身のデザインになる家具、インテリア、食器などたくさん展示されており、見ごたえがありました。 　　　　　　　　　 　モリスは、中世のデザインにあこがれ、また日常生活用品と芸術作品の一致をめざした美術工芸運動Arts and Crafts Movementを主導しました。上の写真はパンフレットからの転載ですが、壁紙に、織物に、こうしたデザインを考えました。 　ケルムスコットは、夏でも週2日しか公開されていませんので、訪問する際には、インターネットで空いているか確認しなければなりません。 　ヒドコートへ 　 　さて、ケルムスコット・マナーをゆっくり見たあと、　そこから少し離れたヒドコートに向かいました。 　ヒドコートは、アメリカの園芸家　ローレンス・ジョンストンによって作られた大きな庭園です。 　エントランス前で　色とりどりの草花の花壇が迎えてくれます。 　ナショナル・トラストが管理運営をおこなっています。一人9.5ポンドを払って中へ・・・。 　かなり広い庭園の中をいくつも区切って、多種多様な花壇を作っています。 　 　天気に恵まれ、すこし暑いくらいでした。 　花は少しシーズンを外れていたようですが、それでも見事で、ここも見ごたえがありました。 　キフツゲート　コート　ガーデンへ 　ヒドコートの近くにもう一つ　イングリッシュガーデンがあるというので　探してみるとと、車で数分のところにキフツゲート　コート　ガーデンKiftsgate Court Gardenが近くありました。 　 　キフツゲート・コート・ガーデンは1920年に、現オーナーの祖母にあたるヘザー・ミュアーによって作られた個人所有の庭園です。 　イギリスの草花は　日本に比べて背が高いです。 　咲く花の色の取り合わせが絶妙です。 　この庭園は　ヒドコートと比べて　人がまばら。　訪れた時間が遅いせいもあったかもしれません。 　ストラットフォード・アポン・エイボンへ 　キフツゲート・コートを後にして、ドライブすること1時間ほどで、今夜泊まるストラットフォード・アポン・エイボンStratford-upon-Avonに着きました。 　泊まったホテルで部屋に入ると、西日がギラギラと照りつけ、かなり温度が高くなっていましたが空調がありません。小さな扇風機が回っていましたが、窓も少ししかあかず、夜眠れないのではないかと心配で、部屋の交換をお願いしたのですが、満杯で無理とのこと。 　今年の夏は　特別暑いのだとか・・・ 　でも、夜も更けると　温度が下がってきました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく