前回、”岳南電車”の最後に、清水の”桜えび丼”を紹介しましたが、あれは昨年秋に訪問した時のものです。その写真を見ていたら、また桜えびのかき揚げが食べたくなり、今度は桜えびの地元、”由比”に行ってきました。
　近年桜えびが獲れなくなっているとの話は聞いていましたが 、現地ではどうなっているのでしょうか？

　
　静かな駅です。

　下車したのは、私とおばさん二人連れだけでした。

　
　まずは桜えび通りを歩いて由比魚港へ行ってみます。歩いて７，８分位だったか・・・。

　いっしょに電車を降りた二人のおばさんはどこに行ったのでしょう？駅前通りには人影はありません。地元の人ではなさそうでしたが・・・。

　由比漁港です。

　昨年の秋漁は不漁のため、途中で中止。今年の春漁も6月5日に終わっているので、漁業関係者の姿はありません。
　静かなものです、人っ子一人いないとはこういうことかと思いました。

　船上は片付けられた状態。

　秋漁が始まるのは１０月下旬です。
　それまで休漁の間は漁師さん達は何をしているのでしょうか。


　前回訪問したこの港にある浜のかき揚げ屋は、土日は行列が出来ていたそうですが、今は無期限休業中でした。



　ここは、“ごはん屋さくら”。

　由比駅のホームに立つと、線路の向こう側の目の前に見えるのですが、駅の傍にこちら側に来る連絡通路がありません。線路を越えてここまで来るには１０分程歩きます。


　由比ではリーズナブルな価格で、美味しいと評判の店です。

　この店のお姉さんは気さくでおしゃべり。汗をかいて入ってきた私をうちわでパタパタ！

　桜えびのかき揚げを食べに来たことを言うと、不漁で値が上がり、セリ市で桜えび１尾で１０円を越える値が付いた時もあり、現在は台湾産も使っているとのこと。

　台湾産の干し桜えびは自宅傍のスーパーで見たことがありますが、由比の店で使用しているとは・・



　
　私が頼んだかき揚げ丼。
 
　1,000円の値段は以前と変更ありませんが、1,000円のかき揚げは台湾産 。

　

　駿河湾産（由比漁港産）は1,300円になります。・・せっかくきたので駿河湾産を頼みました。

　秋漁が行われる10月下旬～12月下旬も、減漁が決まっているそうです。
　このまま桜えびはいなくなってしまうのでは、とお姉さんは心配していました。

　・・かき揚げ丼、美味しかったです！！

　昨年秋に訪れた清水のお気に入りの店は、今どうなっているのか気になっています。