平成21年2月15日〜平成21年2月21


北欧の旅 その4


by 小松 公子さん



  11時45分 ホーニングスボーグに到着。 
  ここで 沿岸急行船から下船し〜 バスで 辺り一面☆白一色の世界を 小1時間ひたすら北上しました。 
 最初のうちは フィヨルドも眼下に見えていましたが・・・。   

  雪深い途中からは 沿岸船の到着に合わせてだけ出動する☆除雪車に先導されて・・・
  我々のバスを含めて 3台の観光バスだけが 草木も無い雪原を 地の果てに向かって〜奥深く進みました。
 
  (このツアー中 日本人とは なかなか遭遇しませんでした。 沿岸船で 他の日本人の団体を1組見かけましたが〜宿泊せずに途中で降りてしまいました。)
 

  目的地に到着です! ”ヨーロッパ最北端の地”☆ノールカップ(Nord Kapp)岬です。
 
 ノルウエー北部のマーゲロイ島の北端に位置しています。(北緯71度10分21秒)  
 海抜307m.の断崖絶壁に建つ☆有名な地球儀のモニュメントが ノールカップホールという建物から見えました。

     
     
 
  いざ 先端へ 行ってみましょう〜!
  1歩外へ出てみると・・・北極海から吹いてくる風は 半端ではありません! 吹き飛ばされそうです。(ポルトガルの ユーラシア大陸最西端のロカ岬を 思い出しました。)おまけに 雪も風で飛ばされてしまうのか? 地面に積もっているのは僅かな雪で 所々凍っているので〜非常に滑ります。
 「ここから 見ているだけで いいです。」・・・と 同年代の同士が 尻込みしていました。「ここまで来たからには〜 全員で記念に あの地球儀の所で写真を撮りましょう〜!」と・・・ 自信の無い人に 添乗員と 日頃少々運動をしている我々が 介助を申し出て・・・1人に お世話役1人ずつ付いて〜 腕を組んで歩いていきました。
 
 皆で無事に 最北端に到達です〜!!・・・北極点まで あと約2100qの地点です。
 お祝いに一緒に飲んだ☆コンソメ・スープは とっても暖かく〜美味しく〜忘れられないことでしょう。

(”最北”・・・本当は違うそうですよ! 正確には 島の ここから更に1.5km.先の平坦な地点だそうです。
断崖絶壁なこの地が ”最北”の言葉には相応しいと言うことなのでしょう!?)
 
 昼間なのに〜ライトアップされていますね。それもその筈・・・夏(5月中旬から7月)は 太陽が沈まない期間の為 白夜で有名で〜〜 世界中から観光客が訪れ シャンペン片手に ”ミッドナイト・サン”を鑑賞するそうですよ。
 















                           白夜の時の 太陽の動き  


逆に 今の季節(11月中旬から1月23日前後まで)は ”ポーラー・ナイト”と呼ばれ〜太陽が昇らない時期です。
 
















他にも・・・ 横手の方に 世界中の子供達がデザインしたモニュメントと 親子像が建っていました。
      

  建物の中には郵便局が有って〜ノールカップ到達証明書を貰いました。到達記念スタンプを押してくれると聞いて・・・絵葉書も出しました。 (絵葉書はキルナ教会で 切手は沿岸船の売店で買った物です。)

 
       島から本土に帰るのに 海底トンネルを通った時 不思議な光景を目にしました。
      温度差でヒビが入るのを避ける為 外気を遮断するのにシャッターが下りていました。
   
  
  今夜の宿のアルタ(ALTA)へ向かって 今度は南下して行きました。
 アルタという町の名で お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが・・・ユネスコ文化遺産の遺跡である☆コムサ文化の壁画が 夏季のみ一般公開されています。
 
 途中の雪道では 車の上部に大きなライトを掲げた車ばかり目に付きました。トナカイを轢かないように 脇道を照らす為だそうです。 強い明るさの為 対向車が来る時は消していました。
  
 地理的にも オーロラ鑑賞の最後のチャンスとばかり〜 深夜 バスで 森の方へ連れて行かれましたが・・・アルタの町の灯が 美しく見えただけでした。
 早朝 雲をオーロラと見間違えた〜同士の誤報で起こされて・・・ホテルの周囲を散歩してしまいました。・・・思いがけない早朝散歩も 素敵な家々を垣間見られて〜楽しいものでした。
 

  
  アルタのホテルの前に有った標識です。 


東京 7721km.に対して〜 ワシントン 6383km.。・・・こちらの方が近い!
我々は 日本が中心の地図をいつも見ているので 太平洋が大きく広がっていますが・・・
ここから 大西洋の先は アメリカ大陸でした〜。
北極点から地球を見てみても〜 面白いものです。
角度を変えて 物を見ると〜 新しい発見が有りそうですね!?
 




















 随分 遠くに来てしまいましたが・・・そろそろ 旅も終盤へと近付いてきました。
 アルタから飛び〜首都オスロ(OSLO)で乗り継いで ノルウエーともお別れ・・・デンマークの コペンハーゲン(COPENHAGEN)へ向かいます。
 
 アルタ空港では 荷物の重量チェックの数字が 我々にも良く見えました。

 お土産で だんだん重量も増えつつあります。 20s以上になると 超過料金8千円取られるとか〜。
 手荷物に 移し変えている人もいました。友人のは 14.3s。 手で持ち上げてみると〜私の方が重そうです。
恐る恐る〜 載せてみました・・・。














   


15.4s・・・ホっとしました。
コペンハーゲンでの土産も 4kg.は越えないでしょう。
 












 コペンハーゲンに着き 宿に直行しました。
 宿は 国際空港から回廊で繋がっている 5ツ星の☆ヒルトン・コペンハーゲン・エアポートでした。 便利な場所に有るので〜夜は 自由行動でしたが・・・ 仲良し同士達は またまた添乗員を囲んで 一緒に行動することに。
 
 地下鉄に乗って〜 添乗員お薦めのレストランに行くことにしました。地下鉄の切符を買うことから始まって〜 良い経験をさせてもらいました。 明日 昼間の観光でも訪れますが・・・ライトアップされた街並みは 違った趣で〜とても奇麗でした。
 

こちらの広場の真ん中は スケートリンクになっていました。         
    

 デンマークは・・・ 北は海を挟んでスカンジナビア諸国と 南をドイツと国境で接しています。
 (首都コペンハーゲンは 島にあります。)
 
 レストランのメニューは 北欧だけでなく〜欧州の☆ご馳走が載せられていて 充分満足しました。特に・・・ムール貝も ベルギーで食べた時のような味付けでしたし〜 カリカリに焼いたフランスパンの上のマッシュルーム・ソースが美味でしたし〜 ステーキも 美味しかったです。
 日本人には 全般的に分量が多いと聞いて シェアして食べましたが〜〜 例えば ヒラメのソテーの大きさはこんなで ビックリしました。
             
 
 明日は コペンハーゲン市内観光。・・・最後の観光です。
 歴史と伝統が息づく〜北欧最大の都市は どんな顔を 我々に見せてくれるのでしょうか〜?
                                      
                                         つづく・・・ 





END