平成24年9月2日〜平成24年9月８日



１.ヨーロッパ博物館巡りの旅　その3

“フレデリクスダール・ミュージアム＆ガーデン”

ｂｙ 関　秋生　君

ヨーテボリから　再び　ヘルシンボリに戻ってきました。 　今日は　ヘルシンボリ郊外にある“フレドリックスダール・ミュージアム＆ガーデン”を訪れました。　   フレデリクスダールは1787年に建てられた荘園領主の館と周辺に広がる庭園、農地をそのまま保存し、一般に公開されております。 　案内図を見るとわかるとおり、かなり広大（36ヘクタール）です。荘園の館や古い農家、昔の街並みなど、典型的なスコーネ地方の生活の歴史が保存されています。蝶々のマークがいくつかあるのがわかりますか？マークのあるところで蝶々を見ることができるようです。 　入口を入ると真正面に荘園の館が見えます。この日は、夏休みということもあるのでしょうか、古い衣装に固めた俳優？がお芝居をしながら案内をしています。 　牧場には牛がのんびりと寝そべっています。このほか、豚や鶏などが飼われています。 　こちらは、馬小屋の上にある住居。昔のつつましい農家の生活ぶりがうかがえます。 　 　鍛冶屋。昔の工具・器具が並んでいます。 　馬の蹄鉄が並べられています。 　古い街並みを再現した一角にある歯医者さん。この設備ですと、私たちの子供の頃の設備とあまり変わりません。 　この一帯には、このほかに、時計屋さん、眼鏡屋さんなどのお店もありました。 　古い雑貨店。食料品をはじめ、日用雑貨が並べられていました。 　このお店で、スウェーデンに生息する蝶の標本のポスターが売られていたので、三輪君へのお土産に買いました。 　 　園内のあちこちを巡りながら演じられたお芝居も街の広場で　エンディングです。言葉がわからないのが残念！ 　フレデリクスダールには、以前も訪れたことがあるのですが、その時は晩秋であったため、ほとんとの博物館が閉まっており、閑散としておりました。 　今回は、季節もよく、お天気にも恵まれ、多くの展示を見ることができ、楽しいひと時を過ごすことができました。タイミングがよければ、もっといろいろな実演を通じて昔の生活を体験できるようですが・・・ 　ヘルシンボリは、スウェーデンで第五番目の都市だそうですが、これだけの広大な土地に、自分たちの先祖の生活の歴史を大切に残そうという取り組みには感心させられました。

END