GM/Cauley Corvette Show

   前回の翌年のことです。この年はWarren, MichiganのGMテクニカルセンターへ行くことが時々あったので、こんなイベントに出くわすことができました。

  この週末は別の場所に行こうと考えていたのですが、GMテクセン敷地内でイベントの準備を進めているのを目撃してしまい、急遽予定を変えて見物にきました。

（どうやってこのイベントを知ったのか、今となってはすっかり忘れてましたが、当時のeメールを見たらそう書いてありました。）

    GM Technical Center内のイベント会場:　　　　撮影2003年8月9日
   大きな池は人造湖の”The Lake”, 向うに見えるガラス張りビルはGMデザインセンターです。GM社内の広大なThe Lake周辺の道路や敷地を利用してイベントが開催されました。 Cauley Performance Automotive社とGM社がスポンサーとなり、America’s Corvette Clubのメンバー等が参加するイベントのようでした。


   いま日本人ドライバーの優勝で沸き立っているIndy 500のCorvetteの歴代ペースカーが何台か展示されていました。

　　　　　　　　　78 Corvette Indy 500 Pace Car:
   この女性ドライバーに「ところで、この車は本物のペースカーですか？」と聞いてみたところ「レプリカよ」とのことでした。色やデカールなど外観さえ合わせれば、らしく見えるのでレプリカは多そうです。


　　　　　　　　　　95 Corvette Indy 500 Pace Car:
　これ(95)と下の98のペースカーは先週まで同じ敷地内にあるVEC(Vehicle Engineering Center)のロビーに展示されていた車を移動してきたものです。

　　　　　　　　　98 Corvette Indy 500 Pace Car:
　ペースカーとは ローリングスタートレースの先導車ですが、Indy500ではその年の優勝者に賞としてプレゼントされる慣わしだそうです。

　　　　　　　　　　02 Corvette Indy Pace Car:

　Corvette発売50周年記念車で、2002年Indy 500のペースカーです。

　　　　　　50 Year Commemorative Edition 1953-C5:

　ここにも来ていましたね。前年Laguna Secaでも展示されていた、「50周年Commemorative Edition」です(53年C1風ボディを纏った00〜02年C5 Corvette)。何台か存在するようで 多分違う個体でしょうが。

　　　　　　　　　　　　　同上（Rear View）:

　登録ナンバーは”53 My Way”とあります。『53年、俺のやり方』

　　　　　　　　　　　　　　改造Corvette :

　素性は分かりませんが、63 Stingrayの二分割バックライトガラスをイメージした改造T-bar Roof車のようです。

　ベース車は78年くらいでしょうか？　カスタムカーのコンテストでもらったトロフィーでしょうか？後ろの地面に置れています。


　さて、古いところから見て行きましょう。

　　　　　　　　　　　　56 or 57 Corvette:

古いC1 Corvetteはあまり台数は来ていませんでしたが、皆さんきれいに乗っています。

　　58 Corvette(中央)、56-57 Corvette(左)、68-73 Corvette(右):

　　　　　　　　　　　　　　　58 Corvette:




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　59-60 Corvette:

　幌を格納する所の蓋を開けています。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　59-60 Corvette:




　Cove(車体脇のへこみ)をこのような色に塗ったのは初めてみました(メーカー仕様はボディカラー。下の写真参照)。でも、なかなかセンスが良いですネ。

　　　　　　　　　　　　　59-60 Corvette:

　　　　　　　　　　　　59-60 Corvette:

　　　　　　　　　　　　　　　　　62 Corvette:




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　62 Corvette:

　　　　　　64 Corvette Conv. と63 CHEVY Impala Conv.:

同じ色（Saddle Tan）で並んだCorvetteとImpalaです。同じオーナーでしょうか？



　　　　　　　　　　　　　　　　　　67 Corvette Conv.:





　　　　　　　　　　　　　　　　　同上室内：

　実はこの年式のプラモデルを製作中で、detailを知るために室内を撮っておきました。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嘆きの子供:

　小さな子供がC3 Corvetteにもたれ掛かって泣いていました。よく見るとつなぎを着た人形に帽子と靴を履せただけ!



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Swat Meetも開催：

　私は将来59〜60年のCorvetteを買った時に備えて 分厚いParts価格リストだけを入手しました。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Plastic Modelの販売：

　60年代の車のプラモデルも結構あったのですが、その前に隣に出ていた店で古い車のカタログを買って、現金を全部使ってしまったので、なにも買えませんでした。



　　　　　　　　　　　　　59 PONTIAC Star Chief 2 Dr Sedan:

　このような車もきていました（売り物）。
　木立の向うに薄っすらと見えるのはGM デザインドーム（屋内展示場）ですが、この車のスタイリングもここで決定されたのでしょう。（GM車には59年型から一斉にテイルフィンが付きましたが、これは57年から先行したChrysler社の影響が大きいです。）

このイベントはいわば、GM車のスタイリングのふるさとでの、里帰りイベントでしたね。

なおこのGM Technical Centerは1956年に落成し、現在はNational Historical Landmarkに指定されているそうです。

　　　　　　　　　　　　　Mound Road側Gate内に勢揃いしたCorvette:
　勢揃いしたCorvetteの後に見える白い門はMound Rdに沿ったGMテクセンのゲートですが、普通の日だと簡単には入れてもらえませんし、今回のようにカメラを持ってぶらつくのも無理でしょう。



　次はこの翌週に行われたDetroit地区のクラシックカーイベントでのCorvette達を紹介します。