中野君が、蔵の中から小学6年の時の習字(書き方)の教科書を見つけました.　　(2002年2月）
　　　
左に示すのはその表紙です.
　　　
「上」とありますので、｢下｣巻もあったのでしょう。
































左に示すのは1ページ

提腕(ていわん）法とか単釣(たんこう）法とか双釣（そうこう）法とか,とても難しい言葉を使っております.



































３ページに示す課題です.






































最後のページには、この教科書を指導される先生に向けた留意事項と奥付がかかれております.

この当時の教科書は有償でしたが、わずか15円.
　　　
大阪書籍株式会社の発行･印刷です.

この教科書は大変綺麗な状態で保存されておりましたが,　それはこの東横百貨店の包装紙でカバーされていたためです.
今は東急百貨店と名前が変わっており,　この包装紙の意匠といい、東横百貨店のロゴといい,大変懐かしいものです.
カバーには,この包装紙の裏側を用いていたため、真中附近にうっすらと「六ノ二　中野隆之」の文字が透かして見えるのが分かりますか?
当時の、ものを大切にする気持ちが伝わってきますね.

ひょっとして？と思い、関君に問い合わせたところ、驚くべきことに、この教科書に掲載されている課題に従った作品が残っていることが判明しました．
スキャナーの制限から，残念ながら端がカットされていますが、大迫先生の添削の記録でもあり，貴重です．

○　関君のコメント

HP管理者殿から依頼があり、探してみたら,出てきました.　大迫先生の昭和32年5月20日の検印付きです.　
先生の評価の通り、下手糞な作品で。恥ずかしい限りですが、当時の大切な記録として、掲載に同意いたしました.

（2002年3月31日作成）